クリスマスが近づくと、街のショーウィンドウやベーカリーに、粉砂糖をまとった、まるで雪山のようなお菓子が登場します。そう、ドイツ生まれの伝統的なクリスマス菓子シュトレンです。
近年では日本でも人気が高まり、クリスマスシーズンには欠かせない存在になりつつあります。

さまざまなベーカリーやパティスリーが個性豊かなシュトレンを販売し、洋酒の種類や漬け込み方、スパイスの配合、ナッツやマジパンの有無など、それぞれにこだわりが光ります。
この記事ではシュトレンのおすすめの商品までご紹介します。

シュトレンとは?
シュトレンは、たっぷりのバターとドライフルーツを練り込んだ生地を焼き上げ、表面に真っ白な粉砂糖をまぶした、見た目にも美しいお菓子。
その歴史は古く、14世紀には既に存在していたと言われています。
発祥の地であるドイツでは、クリスマスを待つアドヴェント期間に少しずつスライスして味わう習慣があり、クリスマスまでの anticipationを高める特別な存在です。
シュトレンについての詳しい説明は以下の記事をご参照下さい。
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シュトレン
クリスマスシーズンになると、世界中のさまざまな国で伝統的なお菓子が作られます。 その中でも、ドイツのシュトレンは特に有名な菓子の一つです。 シュトレンはドライフルーツやナッツがたっぷり入った、パン型の ...
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おすすめシュトレン7選
クリスマスまでを楽しむシュトレンのおすすめをいくつかピックアップしました。
フードスケープ!のドライフルーツとアーモンドたっぷりのシュトレン
地域の生産者との絆を大切にし、食を通じて幸せを届けるフードスケープ!が手がけた特製シュトレン。
上質な原材料を吟味し、職人の技で丁寧に作り上げています。香り高いバターと、たっぷりと散りばめられたドライフルーツ、ナッツが織りなす味わい深い一品。
優しい甘さと食感は、小さなお子様からご年配の方まで幅広い世代に愛されています。

ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベのシュトーレン
デパ地下の大人気洋菓子店のホレンディッシェ・カカオシュトゥーベは、ドイツ・ニーダーザクセン州ハノーファーにある約100年の歴史を持つ菓子店・カフェ。
そのカカオシュトゥーベの伝統的なナッツとフルーツを使用したカカオシュトゥーベのシュトーレンは、リューベッカー社のマジパンを生地に使用。
クリスマス仕様の箱付きです。

レガレヴのシュトレン
神奈川県鎌倉市にあるアシェットデセール(皿盛りデザート)を味わえるカフェレストラン、レガレヴのシュトレン。
中には半年間白ワインに漬け込んだドライフルーツとアーモンドペーストを中心に練り込み、スパイスの効いた生地と合わせています。
焼き上がりに焦がしバターに漬け込みシナモンシュガーをつけて数日間熟成させ香り豊かな深いアーモンドの味わいです。

ピエール・エルメ・パリのシュトレン
マカロンが大人気のピエール・エルメ・パリのシュトレンはドライフルーツとスパイスが入ったドイツの伝統的なブリオッシュパン。
上質な素材を贅沢に使い、シナモンシュガーをたっぷりまとわせたシュトレンはピエール・エルメ・パリならでは。

ファミー バイ ミホ サトウのシュトレン
ファミー バイ ミホ サトウは、札幌クロスホテルのシェフパティシエ、Seisteのスーシェフ、アルノー・ラエール ジャポンでの経験を持つオーナーシェフの佐藤美歩による、東京は東急田園都市線桜新町駅からすぐの場所にあるお店。
ここのシュトレンは、国産ブランデーで熟成させたレーズンをはじめ、瀬戸内レモン、土佐ベルガモット、ORANGE kikakiの愛媛県産美生柑を使用しています。
醗酵生地にナッツ、シナモン、アマゾンカカオニブを練り込み、林檎バター、きび糖、カカオニブで仕上げられえています。
熟成により味わいの変化を楽むことができます。

シュトレンのまとめ
シュトレンは、たっぷりのバターとドライフルーツ、そしてスパイスが織りなす味わいは、一口食べるとクリスマス気分を高めてくれます。
アドヴェント期間に少しずつスライスして味わうことで、クリスマスまでの日々をより、ちょっと特別なものに感じられます。
近年では、伝統的なシュトレンだけでなく、チョコレートや抹茶、フルーツなど、さまざまなフレーバーが登場し、より多くの人々に楽しまれています。
また、ナッツやマジパンを加えるなど、お店や作り手によって個性も豊かです。
ぜひ、お気に入りのシュトレンを見つけて、クリスマスの特別な時間を彩ってください。
